2014年12月18日木曜日

塗装と電着、見分けが難しいカラー着色方法

hatoです。

本日、鯖江は雨です!!!

でも雪の後の雨はなんだか暖かく感じてしまうのは私だけでしょうか、、、(。-_-。)…?

初雪が意外に積もってビックリでした〜それも水分多めで、雪除けが大変でした(;´Д`A

何せ、自宅がまあまあ積もるとこなので除雪車が通ったあとは家を囲うように小さな壁が、、、

せっせと雪降る中家の中に、、、(´Д` )=3

これからこんな日々が続くこととなるのですね σ(^_^;)

豪雪地の方からは「そんくらいで何言ってる」と言われそうですが・・・m(_ _)m



今日はちょいと用があってお昼からお休みを頂いておりますので、朝のうちにブログ更新していきたいと思います☆

部長に珍しがられてしまいました (;^_^A




さて、今日は先週のブログで頂いたコメントについて突っ込んでみようと思います。

頂いたコメントから表題を決めたいと思います!!



「塗装と電着、見分けが難しいカラー着色方法」



以前に電着塗装と吹き付け塗装の見分け方を書きました。
こちら→電着塗装と吹き付け塗装の見分け方
これに補足ということになりますね。


基本的にフレーム全てが同色をつける場合、フロント・テンプル組んだ状態でカラーリングします。

勿論、レンズ・鼻パッド・モダンはついていない状態です。

色、着いちゃってますがこんな感じの状態



このようにテンプルを開いた時の形のままカラーを吹き付ける時もありますし・・・

丁番部分にもカラーをつけるため下のようにテンプルを少したたみ気味にして・・・

テンプル先を上下に曲げてカラーをつける場合があります。





モダン芯部分にはちゃんと隙間を作っておきます。



左の写真にある赤矢印部分に右の絵のような治具に何枚か引っ掛けて吹き付けて塗装します。


当社オリジナル商品「ジーンアール」が少したたみ気味でカラー付けされていたので、見本に・・・



開いた状態でカラーを付けた場合の丁番付近

ちょっとたたみ気味でカラーを付けた場合の丁番付近


このくらいの状態でカラーをつけてますね・・・

ヨロイの合口、テンプルの合口にもカラーが付いています。

でも、ちょっとズラすとカラーの付いていない部分が見えてきて、「ああ、吹き付け塗装だ」と分かると思います。

ですが・・・こんなつけ方もあります。

次回へ続く!!

・・・・・・・・・・・・・・じゃなくて。


ボネッカのテンプルですが・・・



フロントとテンプルを別々にカラー付けしたものもあります。

フロントは上記で書いた様に、箱足部分を冶具につけて塗装を吹き付ける。

テンプルは・・・





左のような板に丁番だけが付いた治具に、
テンプルを取り付け吹き付けて塗装する場合があります。

この丁番だけが付いた冶具・・・塗装屋さんそれぞれに独自の形をしているそうです。

これだと塗装が付かない部分が限りなく少なくて済んじゃいます。




フロントの丁番部分はまんべんなく塗装することが出来ますし・・・

テンプルの丁番部分も使う冶具によってまんべんなく塗装できてしまいます。

このテンプルは丁番の下部分にはカラーが付いていませんでした。

でも、使う冶具によってはこの部分もカラーを付けることができるようです。


そーなると、吹き付け塗装なのか見分けるの困難になってきますよね。



でも、まだ見分けるポイントがあります。


まず、カラーによって見分ける。

電着塗装にはない、パール、メタリック入りのカラーは吹き付け塗装だと思っていいと思います

マットな表面仕上げになっているものも・・・吹き付け塗装がほとんどのようです。


透明なカラーを見分けるのが難しいかと思います。


吹き付け塗装特有の液溜まりを探す!!

角や隙間などカラーが薄くなっている部分がないか探す!!

カラームラを探すんです!!!

見つからなかったら・・・・


見分けるのホント難しいですね・・・

そうなれば、問い合わせてもらった方がいいですね・・・


あ、最後にテンプルのみに吹き付け塗装する場合

テンプルの芯部分をつかんで塗装するパターンもあります。

これはモダンを取ってみたら一箇所二箇所、
色が付いていないところがあるので分るんじゃないかなっと思います。


吹き付け塗装、頑張って塗装されちゃうと見分けるのが難しくなる!!かもという話でした!!


では、また来週も覗きに来て下さいね☆



2 件のコメント:

  1. ご苦労様でした!

    オリエント眼鏡のホームページによりますとフレームを作る工程200以上、

    それに携わる業者は、その数倍。だとか。

    現在、フレームを作る鯖江よりも販売業者が全然、元気がないと聞きました。

    量販店とか安売り店はこういう作る側の工程を全然知らずに価格優先で物事を進めていますから大切な何かを忘れていると思います。

    それとこのブログを見て初めて知ったんですけど塗装の専門業者って
    おられるんですよね!
    もちろん、電着塗装の専門業者、吹き付け塗装の専門業者。
    住宅とか建設とかと同じで塗装屋さんていられるんだな~って!
    フレームの工程200以上、それに携わる業者はその数倍と言うのも
    うなずけます!フムフム!
    てっきり体操の床運動、あん馬、跳馬、平行棒、吊り輪、鉄棒など内村航平のように何でもこなせる業者が鯖江にいるのかと思いました(冗談)

    このブログは上の方から、指図をされたり命令されたりしてブログを立ち上げたとばかり思っていましたらハトさんが率先してやっていると聞き
    感心しました!
    「ハトとタカは凄い!」と天下りしてこの部署に来られた部長が言っておられました(笑)
    あっ!
    天下りではなく他の部署から栄転して昇格して部長になられたんでした!

    あなたのブログには必ず部長が登場してくるんでこちらも部長を付け加えておきました(笑)
    かまくら幕府をつくられた部長も楽しい人ですね!
    吉本にいつでも声がかかるようなインパクトのある方ですね~
    このブログで元気をもらいました!
    ありがと~!

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    1. さしはら様
      またまた、時差のあるコメント返しで申し訳ございません。

      そうですね。塗装の専門業者があります。それぞれ得意な表面処理方法などがありますね。
      メガネ作りは分業制ですね~最初から最後まで作れるというところあるんでしょうか・・・
      ネジにワッシャー、丁番、テンプル、リム、ブリッジ・・・メガネの形になるまででもにたくさんの部品や工程が必要ですから全部をって難しいんでしょうね。

      このブログは・・なんだったかな・・・商品のことを手軽に知ってもらえる場所があればいいのにね~っと軽く言っていたらこういうことになった感じですかね?

      ウチの部長みたいな人はそうそういませんよね~!!
      あの尽きる事のない?話題には本当に楽しませてもらってます~(^w^)

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