オリジナルのデザインと言い切れるデザイン

hatoです。

お盆前くらいからハマりにハマった海外ドラマのおかげで少々寝不足気味です。

寝不足なのか、目が疲れているのか・・・両方かな。



さて今日は「東京オリンピックのロゴ盗用疑惑」から発展し、
サントリーのトートバックのデザインも盗用疑惑が出ているデザインについて。


一応、デザイナーという仕事をしている身としてはちょっと興味を持ったニュースでした。


オリンピックのロゴだけでは、どこか似てしまうということは広い世界、起こりうるだろうなあ～

言われちゃうんだな・・・っと怖いねえと思っていたくらい。

でも、他にもいろいろ盗用疑惑が出ているんですね。。。

そのまま書き写しているようなものもあるようで、これにはちょっと

「え～・・・・・・・」っと言葉を飲みました。



なんか、真似したものを自分のものにできるまで考えれていない？？

コピー＆ペーストだけ？？

小さな一部を変えただけとか・・・・

言われちゃうのも分かるかな・・・っと




で、



学生時代に「シミュラークル」とか「イデアの創造」とかを教わったことを思い出しました。

これが何かというと・・・

学生時代の事なのであいまいな記憶をたどりながら書いていきます・・・



シミュレーション（再現）と模倣を繰り返していくと、全く違うものになる事をシミュラークルと言います。

オリジナルがなくなった模倣が　つまり新しいモノが創造されたということ。


シミュレーションは模倣したもの、コピー品ということ。そのままとか。シミュラークルとは逆の事。


イデアの創造は、この世に存在する全てのものは神が作り出したものの模倣を繰り返したものだという考え方だったかな？

人が想像できるものは人が作り出せるものであるとも言っていたような？？？



このシミュラークルもイデアの創造も模倣が必要ということがポイント。

ただ単なるコピー品はシミュレーションしただけ。




盗用疑惑をもたれているデザインはこの模倣の繰り返し（考えの練込）が、足りてなかったんだろうな・・・と感じました。



まだまだオリジナルの存在、概念が誰にでも感じ取れるレベルであるとすると、

それはシミュラークルではなくシミュレーション（再現）しただけと結果的になってしまうのかなっと・・・・




模倣は、実際デザインを考えるにあたって、意識・無意識にかかわらずしていることだと思います。

それは誰でも同じだと思うんですけど・・・


そこからオリジナルを感じ取れるものかどうかは重要ですよね。


マネが悪いとは思いません。

マネが出来ないと何も出来ないし、ある程度出来るようになるのにもすごい困難さが伴います。


自分の考えを入れながら、いろいろなコピーを重ね合わせ、違うものへと創造していく作業が大切なんだと思います。

模倣を重ねて、どのくらい変化させていき自分のものにしていくかがキーなのかな。

っとこのニュースを見て思いました。

コピー品とオリジナルの違いはそこら辺かな・・・


何かを作る仕事をしている限り、こういう模倣品などとして見られることはとても身近なことなので、
気をつけていかないとですね。


ゼロからの創造は無。創造出来るのは神だけ。というのがイデアの論理。

哲学的な視点で考えると。。。


分かんないけどね～～～記憶があいまい～しっかり授業受けとけばよかったかしら・・・・・